本日は入荷しました、若尾経「象牙瓷茶盌」のご紹介です。
若尾経(1967〜)
岐阜県多治見市にて作陶されている若尾経は青瓷や米色瓷などが有名ですが、その中でも特に有名で代名詞と言われるのが象牙瓷になります。
黒褐色の胎土に掛かるしっとりと黄味を帯びた灰白釉。
内外周に走る紫色の貫入で、その名の通りまさに「象牙」を思わせる作品となっています。
さて当店にございます「象牙瓷茶盌」も丸い造形にたっぷりと掛けられた釉薬が美しく、指跡が醸し出す景色が美しくも落ち着いた作品となっております。
軽やかに走る貫入や絶妙な風合いの波打つ口作り、見込など大変見所多い作品です。
略歴
1967年 岐阜県に生まれる。(若尾利貞の長男)
1993年 日本大学芸術学部写真学科を卒業
1995年 多治見陶磁器意匠研究所を修了
1997年 「日本陶芸展」入選「朝日陶芸展」秀作賞受賞
1998年 「国際陶磁器フェスティバル美濃」銅賞受賞
1999年 信楽陶芸の森 陶芸の20世紀展 招待
2005年 近鉄四日市店にて若尾利貞・経親子作陶展
2007年 松坂屋本店にて若尾経陶芸展
2008年 日本橋三越本店にて若尾経作陶展
2010年 第5回パラミタ陶芸大賞展大賞
こちらは店頭にて展示中です。お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。