こんにちは!梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
本日は、瀧田項一作品が新たに入荷しておりますのでご紹介します。
茶器や酒器、小筥などまずは鷺(さぎ)の絵付けが施された3点です。鷺の柔らかい羽毛とそこからすらっと伸びた足が、赤と緑の簡素な筆致で描かれています。
瀧田項一の鷺文・窓絵鷺文茶器
急須と湯呑5客のセットです。
湯呑は取り回しやすい大きさで、高台も高めの作りになっていますので、手の小さい方でもお持ちいただきやすいかと思います。
窓絵鷺文茶器・上絵鷺文TEA CUPS
ティーカップとソーサー6客のセットです。
口が広くやや平たい作りで、小ぶりなスープカップとしてもお使いいただけそうです。
上絵鷺文TEA CUPS・上絵鷺文ミルク注
さりげなく装飾された取手部分が洒落た印象を持ちながら、全体のぽってりとしたフォルムは親しみやすさを感じさせます。
上絵鷺文ミルク注
取手の造形が洒落た雰囲気です上記の鷺文の3点はいずれも民芸品らしいしっかりとした作りで、さらりとしたマットな質感がよく手に馴染みます。
・白磁梅紋酒器
白磁の徳利とぐい呑一対のセットです。
どちらにも梅の花が5つの丸で簡単に表されています。
徳利は大ぶりで、2合ほど入りそうなサイズです。
温かみのある、控えめな白磁のつやが美しい逸品です。
白磁梅紋酒器・鴎文六角小筥
最後にご紹介するのは鴎(かもめ)の文様の小筥です。
やや青みがかった磁肌に、緑と赤、茶色の3色で絵付けがされています。
蓋には地面に降りてどこかを眺めるような鴎が最小限の線と色で描かれており、シンプルながらもかわいらしい雰囲気です。
幅最大値6.6×高さ3.0 (cm)と片手に収まるほどの小筥ですが、やはりこちらもしっかりと厚みのある作りです。
鴎文六角小筥
厚めの作りです只今当店では、今回ご紹介した作品の他にも瀧田項一に師事した川野恭和や織田達也作品、その他民芸作家のうつわも取り扱い中です。
じめじめした暑さが続きますが、爽やかな磁器やガラスの作品と、店内涼しくしてお待ちしております。ぜひお立ち寄りくださいませ。
瀧田項一 略歴
1927年 栃木県那須烏山市に生まれる
1946年 東京美術学校工芸家卒業
富本憲吉に指導を受ける
その後、濱田庄司工房にて三年間修行
1959年 国画会会員に推薦される
パキスタン美術大学陶芸家主任講師として招かれる
1962年 帰国、作陶を再開
1984年 栃木県那須烏山市に築窯
1986年 沖縄県立芸術大学教授就任
1998年 栃木県文化功労者受賞
大阪市北区角田町8番7号 阪急うめだ本店7階 古美術ギャラリー 雅翔堂塩谷
営業時間 10:00~20:00(阪急うめだ本店に準じます)
Tel: 06-6313-7618
Mail:umeda@shiotani16.jp