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香炉

赤繪鳳凰文香爐

本日は福島武山「赤繪鳳凰文香爐」をご紹介します。

福島武山(1944〜)

略歴
1944年 石川県金沢市生まれ。
1963年 石川県立高校デザイン科卒業。
1998年 第23回全国伝統的工芸品コンクールのグランプリ・内閣総理大臣賞等受賞
2003年 石川県指定無形文化財(九谷焼技術保存会会員)認定。
2008年 九谷焼伝統工芸士会会長に就任。
2021年 瑞宝単光章受章

幕末から明治期に石川県で盛行した、九谷赤絵細密画。それを受け継ぐ第一人者で現代に伝える名工 福島武山

 

作品の特徴としては赤色の細かな線で、小紋・花鳥・風月・人物を描き上げられています。
ポイントとして一部金彩を使用していますが、ほぼ赤絵のみで仕上げる為、線の太さの均一さと赤色の濃淡の均一さが見事なまでに描かれています。

さて本日紹介します「赤繪鳳凰文香爐」も純白の素地の上を細かな赤色の線で描かれた鳳凰をモチーフにした香炉になります。この命を吹き込まれたかのような鳳凰の絵は、躍動感があり大空を威風堂々と羽ばたいているようです。

また蓋も香炉のモチーフとしてポピュラーな蓮の花が描かれており、精緻で立体感を見事に表現されております。

 

実はこちらの作品は、皇太子殿下御成婚記念に制作された希少で貴重な作品です。

 

店頭にて展示中です。お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。

大阪市北区角田町8番7号 阪急うめだ本店7階 古美術ギャラリー
営業時間 10:00〜20:00(阪急うめだ本店に準じます)
Tel:06-6313-7618
Mail:umeda@shiotani16.jp

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