こんにちは!本日は、最近入荷しました三代山田常山の作品をご紹介します。

三耳の可愛らしい小壷です。
幅最大値6.2×高さ6.8(cm)と極小ながらも、自然釉の力強い土味が存在感を感じさせます。
石混じりの土の風合いや、常滑焼特有の深い緑の自然釉の流れが味わい深い逸品です。
艶やかな光沢の玉だれや窯変が角度によって違った表情を持っています。

本作は山田常山が常滑焼作家として確固たる評価を得ていた、人間国宝に認定される少し前(1975-1998年頃)の作品です。
花入としてもバランスが良く、短く切った花を差しても楽しんでいただけます。洋花・和花問わず花や枝の色味と調和し、さりげなく引き立ててくれます。

こちらの作品は店頭にて展示中です。
ぽかぽか陽気の日もどんどん増えてまいりました、春のお出かけの際にはぜひお立ち寄りくださいませ。
三代山田常山 略歴
大正13年(1924)愛知県常滑市に生まれる
昭和16年(1941)愛知県立常滑工業学校窯業科卒業
在学中より祖父・初代 山田常山に師事
昭和21年(1946)父・二代 山田常山に師事
昭和33年(1958)第5回日本伝統工芸展初入選
ブリュッセル万国博覧会にてグランプリ受賞
昭和34年(1959)第7回生活工芸展 第一席 朝日賞受賞
昭和36年(1961)三代 山田常山襲名
昭和38年(1963)財団法人 日本工芸会正会員
昭和45年(1970)日本万国博覧会 出品
昭和48年(1973)フランス 第3回ビエンナーレ国際陶芸展名誉最高大賞受賞/渡欧
昭和49年(1974)日本陶芸巨匠大展 出品
昭和50年(1975)常滑「手造り急須」の会 会長
平成 2年(1990)「心と技ー伝統工芸名品展」
北欧巡回展及び帰国展招待 出品
平成 5年(1993) 平成5年度日本陶磁協会賞 受賞
大阪市北区角田町8番7号 阪急うめだ本店7階 古美術ギャラリー 雅翔堂塩谷
営業時間 10:00〜20:00 (阪急うめだ本店に準じます)
Tel: 06-6313-7618
Mail:umeda@shiotani16.jp